クラウドサービスとは?図解を用いて初心者にもわかりやすく解説

営業やマーケティング、人事や経理などバックオフィスまで、あらゆる業務に対応したクラウドサービスが登場しています。すでに自社で取り入れているという方もいるのではないでしょうか。

クラウドサービス」は頻繁に耳にする言葉ですが、具体的にどういったサービスなのか説明できますか?

この記事では、クラウドサービスとはなにか。従来のITサービスとの違いやメリットなど簡単に理解できる基礎知識をわかりやすく解説いたします!

クラウドサービスとは?

従来、PCソフトなどは利用する端末の(ハードディスクやSSDのような)ストレージにインストールして利用するのが一般的です。

それとは異なり、クラウドサービスとは、ユーザーがインターネット等のネットワークを介してPCやスマートフォンから利用できるサービスです。

クラウドサービスの場合、ネットワークを経由して提供元のサービスを利用するため、インターネット環境さえあれば場所や端末を選ばずにサービスを利用でき、ファイルのアップロード、ダウンロードなどもできます。

また、あらかじめ使う分、もしくは拡張したい機能に併せて料金プランが分かれていることが多く、企業の規模に合わせてサービスの導入を検討できるのも特徴のひとつです。

法人に普及し始めるクラウドサービス

総務省の「平成29年通信利用動向調査」によれば、13歳~59歳の年齢層でインターネットの利用率が90%以上に達しています。

また、同調査によれば企業のクラウドサービスの利用状況も上昇傾向にあり、平成29年度の調査時点で56.9%の企業がクラウドサービスの利用経験があると回答しています。

ビジネスの現役世代のほぼ全員がインターネットと接点を持ち、企業の半数以上がクラウドサービスを利用していることからもわかるように、クラウドサービス市場は今後も成長していくことが考えられます。

自社、ひいては自身のビジネスの生産性向上を目指す上でクラウドサービスへの理解を持つことが重要だと言えるでしょう。

参照元:統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料

コロナ禍によりクラウドサービスの需要が増加

新型コロナウイルスの影響により多くの企業が、テレワークの導入を進めています。「ITmedia NEWS」が2020年6月に行った読者調査(※1)では、実に87.1%もの人が、勤務先の企業でコロナ禍の影響によりテレワークを導入していることがわかりました。

しかし、企業のテレワーク導入は、感染対策や働き方改革推進の一環として効果を発揮する一方、ワークスタイルの変化により新たな課題が生じてしまうケースも少なくありません。

その中でも特に多く見受けられるのが、テレワークの運用や実施に必要な「ITインフラの整備」に関する課題です。同調査によると、テレワークを実施または検討している人の多くが、課題感として「ITインフラの整備」を挙げています。

具体的には、「通信ネットワークの速度が遅い(43.8%)」や「社員のリモートアクセス権がない/不十分(37.5%)」といった課題が多く、ITインフラの整備状況がテレワークの運用や実施に大きく関与していることがわかります。

では、これらの課題に対して、企業はどのような対策を講じていく予定なのでしょうか? 

実は、対応策の一環として、クラウドサービスの活用が高い注目を集めています。

同調査によると、テレワーク課題の解消としてITシステムへの導入を勤務先の企業がどのように考えているかという質問に対し、「ITシステムへの投資額を拡大する」と回答した人は18.6%。「投資額は変えないが、投資対象を変える」という人は16.6%でした。

決して多い数字ではありませんが、ITシステムに投資することでテレワークの課題解消を図ろうとしている企業が一定数存在していることが伺えます。

そして、その投資対象のITシステムの中で挙げられている割合が最も高かったのが、クラウドサービスです。

40.7%の企業がクラウドサービスを投資対象として挙げており、PCやスマートフォンなどの「ハードウェア(37.9%)」や「オンプレミスのインフラ環境(34.5%)」を上回る結果となりました。

このように、コロナ禍の影響でクラウドサービスの需要はさらなる高まりを見せています。先述した法人普及の波も相まって、今後もクラウドサービスの市場はより成長していくことが想定されるでしょう。

※1:「リモートアクセスできない」――コロナ禍のテレワーク、ITインフラの課題が浮き彫りに 打開策は「クラウド」が首位

クラウドサービスと従来のサービスの違いとは?

先にも紹介してきたように、クラウドサービスはネットワークを介することで場所や端末問わず利用できるサービスです。では、従来のインストール型、自社運用型(以下、オンプレミス型)のサービスとは具体的にどういった点に違いがあるのでしょうか。

大きく分けて、次の4点に違いがあります。

  1. 導入のしやすさ
  2. 予算
  3. カスタマイズ性
  4. システムの更新

①導入のしやすさ

クラウドサービスとオンプレミス型サービスで明確に異なるのは、導入のしやすさです。

オンプレミス型は自社運用型と呼ばれるように、自社内にサーバーを立て、システムの設計をしサービスを構築します。そのため、内部で開発を進めるか、サービス事業者に構築を依頼する形になるため、利用を決定してから運用するにあたり時間を要します。

一方で、クラウドサービスは、オンライン上からサービスを利用できるためアカウントを登録し、端末へのインストール不要ですぐに利用できるのが強みです。顧客管理ツールやマーケティングツールの場合、データベースとの連携や顧客情報の登録などの作業は発生しますが、環境構築からスタートするオンプレミス型と比べても圧倒的に導入しやすいと言えます。

②予算

導入のしやすさと関連して、クラウドサービスは低予算から利用開始できる傾向にあります。オンプレミス型サービスと比べて、サービスがすでに用意されており導入に掛かる費用がほぼ発生しないためです。

一方で、クラウドサービスは期間に応じて利用料金を支払い続けるサブスクリプションモデルを採用していることがほとんどであるため継続的にコストが発生します。

また、オプション機能や拡張によって別途費用も発生するため、サービスの運用規模によっては必ずしも低コストで運用できるとは言えません。

③カスタマイズ性

クラウドサービスは、サービス提供元のベンダーが開発するシステムを利用するため、自社で構築、運用するオンプレミス型サービスと比べてカスタマイズ性は当然低くなります。

カスタマイズできる幅は、あくまでサービスとして提供されている機能の範囲内に留まります。例えば、「すでに利用しているCRMツールとSFAツールを連携させたい」という場合、それぞれがサービス連携していなければ利用できないのです。

そのため、複数のツールや自社のデータベースと連携させたい場合は、導入前に連携可能か、必要なシステム要件を満たしているかを検討しなければなりません。その点、オンプレミス型サービスは企業のニーズに合わせて設計をするためカスタマイズ性において秀でています。

④システムの更新

クラウドサービスはカスタマイズ性が乏しい反面、システムの更新はツールベンダーが全て対応しているため、常に最新の状態で利用できます。極端に言えば「サービスを放置していても常に最新の状態に保たれている」ということになります。

これは、新たなテクノロジーを活用した機能への対応であったり、セキュリティ対策として非常に大きなメリットです。オンプレミス型サービスの場合、技術の変化やセキュリティ上の脆弱性に対応するのは、そのサービスの保守・運用担当者になります。それゆえ企業毎、担当者ごとに属人化しやすく、放置すればその分システムは古くなる(古いまま)のです。

とはいえ、必ずしもメリットだけでなく、UIの変更や機能の刷新などの影響も大きいのがクラウドサービスです。使い慣れたUIが変わってしまったり、業務に欠かせない機能が突如廃止になってしまうリスクもあるので、そういった変化に対応できる体制を社内で整えておく必要があります。

クラウドサービスの種類

ここまで、クラウドサービスの概要やオンプレミスとの違いなどについて解説してきました。ここからは、クラウドサービスの種類について説明していきます。

クラウドサービスは、大きく3つの種類に分かれます。それぞれについて、簡単に解説します。

①SaaS

SaaS(サース)とは、「Software as a Service」の略称で、従来はパソコンやサーバーにインストールして利用していたソフトウェアを、ネットワーク経由で利用できるようにしたものを指します。

一般ユーザーが扱うクラウドサービスのほとんどは、このSaaSという種類になります。代表的なサービスとしては、ファイル共有ツールの「Dropbox」や、企業向けグループウェアの「Google Workspace」などが挙げられます。

②PaaS

PaaS(パース)とは、「Platform as a Service」の略称で、アプリケーション開発に必要なOSやミドルウェアが用意された環境(プラットフォーム)を、ネットワーク経由で利用できるようにしたものを指します。

PaaSは主に開発者を対象としたクラウドサービスであるため、一般のユーザーが触れる機会は少ないです。具体的なサービスとしては、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureなどが挙げられます。

③IaaS

IaaS(アイアース)とは、「Infrastructure as a Service」の略称で、サーバーやネットワーク機器などのITインフラを、ネットワーク経由で利用できるようにしたものを指します。

PaaSと同様に開発者の利用を想定して作られたクラウドサービスであるため、一般のユーザーがIaaSそのものに触れる機会はほとんどないでしょう。具体的なサービスとしては、Google Compute Engineや、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)などが挙げられます。

導入しやすいクラウドサービス「ビジネスチャット」

クラウドサービスは冒頭でも触れたとおり、あらゆる業務領域に対応しはじめています。

そして、弊社が提供するビジネスチャット・社内SNS「WowTalk(ワウトーク)」も、社内のコミュニケーションを円滑にするためのクラウドサービスのひとつです。

WowTalkは、シンプルな操作性と柔軟な管理機能が特徴のビジネスチャットで、法人利用を想定した権限設定やパーテーション機能など細かなカスタマイズにも対応しています。企業の業務形態に応じて管理の設定や方法を変更できるため、情報漏えいの防止などセキュリティマネジメントにも有効です。

クラウドサービスの活用事例|株式会社NTTデータ様

セキュリティを決め手にWowTalkを導入いただいた企業様の事例として、株式会社NTTデータ様の取材記事をご紹介します。

株式会社NTTデータは、お客様のITパートナーとして、課題解決のためのコンサルティングから設計、開発、運用・保守まで総合的なサポートを提供している国内最大手のIT企業です。

インタビューに応じてくださった金融ITマネジメント事業部営業企画担当の本郷様は、ビジネスチャットの導入背景について、このように語っています。

「当事業部は業務委託先と一体となり、取引先銀行様のシステム開発の実施、システム安定稼働のための保守、運用を行なっております。銀行様の重要なシステムを担っている立場から、24時間365日、緊急時にも連絡を取り合うことが必要でした。主な連絡手段にはメールと電話を活用していましたが、緊急時には300名規模の関係者が関わり、さまざまな事象に対応します。メール連絡ではコミュニケーションが一方通行であるため、関係者間でスムーズな情報連携が行えていないことが課題となっていました」

さらに、「不測の事態の対応にあたっては、自社の内部だけでなく業務委託先と速やかな連携を行う必要があるため、“管理機能の細やかさ”や“セキュリティの強固さ”が、ビジネスチャットを選ぶ際の重要なポイントであった」と本郷様はいいます。

その中で、WowTalkの「会社間や担当業務ごとにグループ設定が可能であること」や「情報漏えいの防止策としてファイル送付の禁止設定ができる点」など、ユーザーの利用機能を管理者側でコントロールできることが大きな決め手となり、WowTalk導入へと至りました。

WowTalkご導入後は、システム運用状況の共有や緊急時の対応がスムーズに行えるようになったことに加えて、チャットであればスキマ時間にコミュニケーションができることから“生産性の向上”も実感いただいています。

・株式会社NTTデータの事例はこちら

NTTデータ様のように、グループ間の連携に課題を感じられていたり、チャットサービスの検討にあたってセキュリティの強固さが重要なポイントであるという企業様は、ぜひWowTalkのご活用を検討ください。

サービスとしてさまざまな機能をご提供することはもちろん、チャットの効果的な活用方法について二人三脚でサポートさせていただき、貴社にとってベストなチャット環境の構築を実現させます。

ページ下部から無料でWowTalkの製品資料をダウンロードいただけますので、この機会にぜひよろしくお願いします。

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